わかめペプチドとは?
わかめペプチドの概要やわかめが高血圧に効く理由を解説しています。
わかめペプチドを元に開発された理研ビタミンのわかめペプチドゼリーについても紹介。
タンパク質を分解したものが「ペプチド」
人間の3大栄養素として名高いタンパク質は、人間が生命活動を営むために非常に大切な栄養素です。
このタンパク質は消化酵素によって細かく分解され、ペプチドというアミノ酸の結合体に変化します。
わかめペプチドって何?
わかめペプチドゼリーを販売する理研ビタミンでは、東北大学と一緒にわかめの健康効果について研究を重ねてきましたが、その中でわかめのタンパク質が血圧を下げる働きを持つことを発見しました。
わかめのタンパク質を分解して生成される血圧を安定させるペプチド(フェニルアラニルチロシン、バリルチロシン、イソロイシルチロシン)のことを、理研ビタミンでは「わかめペプチド」と名付けています。
わかめペプチドが高血圧に効く理由
ACEの働きを阻害!
血圧の増減には、ACE(アンジオテンシン変換酵素)の働きが強く関係しています。
血液中にはアンジオテンシンⅠという物質が含まれており、これがACEによってアンジオテンシンⅡに変換されることで、血管を収縮させ、血圧が上がってしまいます。
わかめペプチドはこのACEの働きを弱めることで、血圧を上げるアンジオテンシンⅡが作られないようにする作用があります。
ブラジキニンを分解させない!
高血圧を下げるためには、血圧低下の働きを持つブラジキニンという物質が必要ですが、ブラジキニンはアンジオテンシンⅠによって分解され、徐々に量が減ってしまいます。
健康な状態ではそもそもの血圧が高くないので問題ありませんが、高血圧になるとこのブラジキニンなしでは、血圧を正常範囲まで下げることは出来ません。
わかめペプチドはアンジオテンシンⅠからブラジキニンを守る働きも持っており、ブラジキニンが分解されないようにすることで、血圧低下を助けます。
わかめペプチド配合「わかめペプチドゼリー」の力
高血圧の人に効くと検証で実証
わかめペプチドの働きは、研究だけで認められただけでなく、高血圧患者さんを対象にした臨床試験で効果があると実証されています。
平均年齢51.7歳の軽度高血圧の男女36名を、わかめペプチドゼリーを食べるグループと、プラセボ(わかめペプチドの含まれない疑似食品)を食べるグループとに分けて検証を行いました。
すると、プラセボを食べたグループは血圧が下がらなかったのに対し、わかめペプチドゼリーを食べたグループは約2週間後から明らかに血圧が下がったのです。
毎日続けることが大切
わかめペプチドは血圧を下げる働きがありますので、血圧が安定しない状態で突如食べないようにしてしまうと、高血圧に戻ってしまうということも分かっています。
高血圧を改善するためには、わかめペプチドゼリーを毎日続けて食べることが大切です。
わかめペプチドゼリーを続けることで血圧が安定してきた場合も、1日おき、2日おき、1週間おきと徐々に摂取量を少なくし、血圧が高血圧に戻らないかどうかを確認しながら止める方向に進めるようにしましょう。
血圧は急激に上昇すると、体に負担がかかり、疲れやすさや動脈硬化などの病気を促進する危険性がありますので、急な中止は避けてください。